NPO法人南アジア遺跡探検調査会が2016年と2018年の2回にわたって実施したスリランカ密林遺跡探査の報告書が、このほど発行されました。

この探査は、約百年前に英領セイロン政府の陸地測量隊が同国南東部のジャングルで発見し、地図にも載せながら、その後は調査もされず、状況が分からなくなっていた「タラグルヘラ」の仏教遺跡を再発見して実態を明らかにすることを目的としていました。２回の探査でようやく発見に成功した同遺跡の調査結果をはじめ、報告書では10ヵ所の遺跡の調査結果を和文と英文で紹介しています。ほかに探検の行動記録や、装備等の隊務報告、隊員による論文や紀行、エッセイなども収めてあります。

書名は『スリランカ・ヤラ国立公園周辺の密林遺跡』。A4判並製266ページ (遺跡調査報告編75ページ分はカラー印刷) という体裁で、頒価2000円で希望者にはお分けいたします (別途送料370円がかかります)。

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