皆さまにご支援をいただいているNPO-SARERSの「スリランカ密林遺跡探査隊2018」は、おかげさまでコロンボでの準備が順調に進み、8月6日の出発を待つばかりとなりました。

去る7月29日(松山弥生)、30日(岡村隆)の先発要員出発以来、現地での関係方面との打ち合わせなどを進めていましたが、8月2日には木村亮太、吾郷章次、橋富啓嘉、中森あさひ、石田康太朗の学生5人と、コロンボでの準備を支援する境雅仁が合流して買い出しなどの作業に当たり、4日夕には甕三郎、鈴木慎也の後発組も到着して、9名の日本側隊員全員が集合いたしました。

5日には物資梱包などすべての準備を終えて6日早朝、チャーター車両でヤラ現地に向かいます。合同隊を組むスリランカ政府考古局側隊員4人は同局の車両で同時出発の予定です。ジャングルへの入域予定日は8日で、前日には自然保護局レンジャー2名と、ポーター等として雇用する村人8名、輸送のトラクター2台が集結し、最後の食糧買い出しなどに当たります(日本側と考古局員はブッタラの町に投宿)。

ジャングルでは、クンブッカン川右岸にベースキャンプを設け、探査予定地のタラグルヘラ山麓に前進キャンプを作って、水・食料の補給をしつつ探査に当たります。前半の探査を終える16日には、甕、松山、鈴木の3名が帰国のため隊を離れますが、岡村と学生隊員5名は24日まで後半の探査を続ける予定です。

隊の出発に当たりましては、郵便振替によるNPO会費納入や寄付金送金の形でご支援いただいたほか、初めて試みたクラウドファンディングでも、募金目標額を大きく超えるご支援をいただきました。本当にありがとうございました。

隊活動を終えてネット環境のある都市部に戻りましたら、また詳しい結果報告をさせていただきます。出発準備が多岐にわたって慌ただしいため簡素な報告になって申し訳ありませんが、これまでの御礼を兼ねて、とりあえずの報告とさせていただきます。ありがとうございました。

8月5日
NPO-SARERSスリランカ密林遺跡探査隊2018
隊長 岡村 隆  拝