【お知らせ】

NPO南アジア遺跡探検調査会では、この８月、スリランカ・ヤラ自然保護区のジャングルにあるタラグルヘラ遺跡への探査隊をスリランカ政府考古局と合同で派遣することになり、現在、準備を進めています。

この遺跡は、約100年前に英領セイロンの陸地測量隊が発見して地図に遺跡印のみを記載して以来、仏教遺跡であること以外の詳細は不明のまま放置されているもので、私たちは100年ぶりにこの遺跡を再発見して調査することを目指しています。

一部に岩窟寺院を含む遺跡は、標高815m、南北２km、東西1kmほどのタラグルヘラ山塊の複数箇所にあるとされ、私たちは2016年にも探査を試みましたが、このときは有刺植物の濃密な下藪に阻まれて、迂遠な獣道（野ゾウの道）のみをアプローチしたため、山塊の一部に到達したのみで遺跡の発見も調査も叶いませんでした。今回はその失敗経験を生かして活動し、再発見と調査を果たしたいと考えています。

計画の詳細は後日このホームページにも掲載しますが、その概要は以下の通りです。

■名称　「スリランカ密林遺跡探査隊２０１８」

■期間　 ８月１日～８月３１日　（６月14日～２８日に現地交渉と事前偵察）

■隊員　 岡村隆、甕三郎、境雅仁、松山弥生（以上NPO理事）

         　鈴木慎也（東京高専助教＝考古学）

　　　　 木村亮太、石田康太朗（拓殖大学探検部学生）

　　　　　吾郷章次、橋富啓嘉（日本大学探検部学生）

　　　　　中森あさひ（法政大学探検部学生）

         　ほかスリランカ政府考古局探検課員、同自然保護局レンジャーなど

■予算　　約400万円

※詳細は正式計画書の完成時点あるいは現地事前交渉の結果が分かり次第お知らせいます。

お問い合わせなどは本ホームページへのメールあるいは電話090-2919-6359（岡村）まで、お願いいたします。