スリランカの考古局(文化省管轄)には、「探検課」(Exploration Division)という部署があって、まだまだ探検が必要なこの国の状況をよく表していますが、セーナラットはその探検課長から局長まで出世した人物。花形部署の「発掘課」以外から局長になったのは初めてだそうです。

小生とは探検課長時代の1993年、法政隊が8年前(1985年)にウィラ川流域のジャングルで発見した釈迦三尊像遺跡の再調査をしたいからと、合同隊の組織を要請してきたことから知り合いました。このとき、ともにフィードで過ごして語り合った経験は何物にも代えがたく、またお互い酒好きなので、以後は日本でもスリランカでも、会えば必ず飲んでいます。

今回も文化大臣との会議だの国会出席だのと言って面会を一日待たせたくせに(その間に部下への指示は出ていて、合同隊の打ち合わせは終了)、午後4時に会ったとたんに「私の家で飲もう」ということになり、3時間後がこの写真。コニャックをぐいぐいやって、2人とも相当酔ってます。(岡村隆:2016年6月26日 2:23 投稿より)

セーラナット氏